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2008年12月

『MOMENT』(著・本多孝好)

MOMENT

 本多孝好初読。
 病院で掃除夫バイトをする男子学生を主人公にした連作短編集。

 全体的に冷静な性格の主人公の一人称で話は語られる。
 冷静さゆえの簡潔さ・静謐さが文体にはあり、それがこの作品には合っていると思う。
 誰にも訪れる死。客観的にとらえようとしながらも、感情の介入を抑えられない。
 死をこの作品ではそのように描いていると思う。それに合った主人公と文体だと思う。
 また、ミステリー出身ということもあり、淡々と言葉が綴られていても、油断しているとストーリーに驚かされる。

 最初、主人公は皮肉屋で好きになれない性格だった。
 皮肉を言うときとまじめなことを考えるときとで二重人格にさえ見え、キャラがアンバランスだったと思う。
 しかし、人の死という、皮肉がなくならざるを得ない出来事に直面していく中で、皮肉がなくなっていく。
 皮肉がなくなる大きなきっかけとなる出来事が明示されているわけではないけれども。それもまた淡々としていてこの作品らしい。

 『FIREFLY』がお気に入り。

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『3月のライオン』 2巻 (作・羽海野チカ)

 中学生にして将棋のプロになった天才棋士・桐山零と彼をとりまく人々の話。
 2巻では桐山の葛藤を掘り下げていく。

 居場所を求めてプロになったのに、そこにも居場所はなくて。
 偶然出会った人たちは温かく接してくれて、心地よさも感じて。
 でもそこからも距離を置こうとして。
 そしてなおプロ棋士の世界でもがく。
 もがきたくなくても、もがいてしまう。

 感情がマンガから溢れ出てくる。

 羽海野チカに世界はどのように見えるのだろう。
 そしてどうして見えたものをここまで痛切に表現できるのだろう。

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週刊少年ジャンプ4・5合併号

ONE PIECE
 バギー早くも再登場。
 バギーの強さっていまどれくらいになってるんだろ。
 まあグランドラインここまでこれてるってことは強くなってるんだろうな。
 バギー登場は、レベル5にいると思われるエースのもとへ、ルフィ一人で行くってのはさすがに説得力に欠けるってこともあるのでしょうか。他にも意味はあるだろうけど。登場すると普通に面白いとか、ONE PIECE世界の謎を明かしうる人物であるとか。
 エースと同等の扱いをされたクロコダイル、ジンベエはたぶんレベル5でしょう。
 バロックワークスの他の主要メンバーや、黄猿が捕まえただろうルーキーたちは、きっと少なくともレベル4。
 エースは現在の状況的に、レベル5の中でも特に警備が厳重だったりするのかな?ガープと1対1で話してたけど。
 レベル上がっていく中でバロックワークスやルーキーを巻き込んでいく展開でしょうか。
 弱い新キャラはいいから早く強者たちの戦いが見たい。
 白ひげや七武海の参戦はいつかな、楽しみ。


 NARUTO
 ペインってこれまでも「痛み」って言葉強調してたっけ。
 ナルトがいないと確認できたから木ノ葉潰したってことでいいのかな?
 大破壊を静かな演出でみせるのカッコよかった。


バクマン。
 エイジのすごさを見せつけられてもなお流されないサイコーはいいと思う。
 エイジのタクシー内での発言は王道路線失敗(王道でいくのが少し残念という発言)とコンビ解散(小さいほうはのぼってくるという発言)を示唆しているんだろうか。
 エイジの目の講義も面白い。一目で特徴のわかる主人公をつくること大事。
 ていうかもう二人が出会ってから1年経ってるのか!バクマン。の進行速度はやいからだけど、そんな時間が経ってる気なんて全然しなかった。


BLEACH
 ようやくナンバー1登場。
 このキャラの個性といえば個性かもしれないんだけど、ナンバー1登場の割にはあっさりした演出だったな。
 あちこちでバトル行われているけれども、早く話を進めてほしい。


アイシールド21
 ロシア戦すぐ終わって良かった。
 そしてそうだよね、わざわざミリタリアって国つくるなんて、一回戦で負けさせるためなんかじゃないよね。
 来週はアメリカチームの強さを見せつける回か。セナはそれを目撃するんだろうか。


ぼっけさん
 いい2話目だったと思う。
 主人公に先週起こったことを確認しつつ、魅力的な新キャラを出し、主人公の謎をスルーしていくのでもなく安易に明かすでもなく、一話目と同じパターンを繰り返すでもなく。
 この新キャラは仲間になるのかな。


黒子のバスケ
 「あいつは5人の中で一番弱い存在だからな」ができる展開。
 でも弱い理由を経験不足にして、天才性を示していてキセキの世代の格を落としていない。
 個の力ではキセキの世代に劣っても、黒子の存在で活かされて勝つみたいな展開かな。
 負ける展開も面白いけど。


トリコ
 フグ鯨の洞窟にいたのは今回出てきたキャラってことかー。
 いきなりトップレベルの敵だしてきた、なんて思うけど主人公サイドも四天王2人いたりして相当強いんだよなあ。
 ビオトープガーデンも、もう最強のところだしてきて。
 出し惜しみしないマンガだ。


PSYREN
 勝っちゃうのか?
 ここで相手が負けて悔しさからレベルアップする展開か。


APPLE
 古味直志ってSF好きだと思う。でもそんなに強いとは思えない。
 設定の粗が気になる。APPLEが論文で予期されていたというリアリティが感じられない。天才っぷりを見せない天才少年の存在がさらにそれを拍車をかけてる。天才少年を描いたほうがインパクトあるのわかるけど。現実はどうか知らないけど、「危機」が迫っているといいながらそれが何なのかわからないというのは、マンガにおける科学のリアリティを損ねていると思う。
 でも人間描写や演出はすばらしいと思うんだよなー。少年がAPPLEに感情移入するエピソードも、無理がでやすそうなシチュエーションだけれども、ふたりのキャラで違和感なくて良かった。
 特殊設定に凝らなくていいマンガを描いてほしい。


魔人探偵脳噛ネウロ
 弥子とネウロの仲直り。
 いままで2人の関係は、弥子が半ば強制的に従わされていて、消極的要素のある関係だった。
 でも弥子の方からネウロと一緒に戦いたいことを表明して、主人公サイドの感情的なネガティブ面がなくなった。
 これで精神的には最終決戦に臨める状態になったか。
 警察のシックスに対する攻撃、しびれる。来週石垣と等々力死なないといいな。

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有頂天家族 (著・森見登美彦)

有頂天家族

 森見登美彦の描く、狸一家の話。
 狸といっても完全に動物な狸ではなくて、人間など色んな生き物・物に化けられる狸。
 偉大ないまは亡き父。強くて一家の中心の母。まじめすぎる長兄。蛙になってしまった次兄。阿呆な狸の中でもさらに阿呆な三兄。臆病者の末っ子。
 そんな一家と、親戚一家と、老いぼれた天狗と、天狗並みの力を持つようになった女性などの関わる騒動。
 連作短編といえば連作短編だけれども、連作短編というには話同士のつながりが非常に深い。

 語り部はお調子者の三兄、矢三郎。そのひょうきんさがいい味を出してると思う。
 片思い(?)でひねくれてプライドは高くてダメダメなキャラはやっぱり登場して、『有頂天家族』の場合は老いぼれた天狗である赤玉先生。迷惑この上ないような天狗だけれども愛されてて、寂しがりやで、素直になれなくて。読者として見ている分には微笑ましい。
 まあ素直さに関していうと、素直じゃないキャラは少なからずいて。長兄、次兄、矢三郎、矢三郎の元許婚。
 でも基本的に互いのことを思いやっていて。思いやっている場合は結構思いやっているから、その思いがちょっと表面に出てくると温かくなる。
 中でも第5章『父の発つ日』は秀逸。家族の絆が静かに姿を見せる。やっぱり素直に感情を見せるわけではないけれども、それでも見える愛情にしんみりする。

 全体としては色んなことを楽しんじゃおう、という精神が流れているのかな。その部分は「面白きことは良きことなり!」という作中のフレーズに要約されるとも言えるかもしれない。だから語り部がお調子者の矢三郎にした、ということもあるでしょう。
 しかしそんな矢三郎も家族を愛しているし、義理も大切にする。母親以外には彼なりのふざけた表現方法になったりするけれど。狸に流れる阿呆の血(「面白きことは良きことなり!」の血とも言い換えられるかな)が、素直な感情表現を阻んでいると思う。
 でもだからこそ、ふざけていながらも愛があってかといってそれを素直に表現できていないからこそ、ただの面白おかしい話で終わってないし、とってつけたような家族愛の話にもなっていないのでは。

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週刊ヤングジャンプ3号感想

GANTZ
 西のキャラ掘り下げエピソード。だよねきっと。
 西に感情移入できるようになるんだろうか。
 それとも来週はマジで復讐しちゃって、感情移入からはさらにかけ離れた存在になってくんだろうか。

嘘喰い
 見開きのカリカリ梅がものすごくカッコ良い。
 使用MPを聞いたのも作戦かー。敵サイドがイカサマな情報入手をしているっぽくて、対する嘘喰いはほしいわずかな情報すら手に入れられず大丈夫なのか読者を不安にさせといて、見開きカリカリ梅ですよ。その見開きで驚き、次のページで嘘喰いの使用MP見て納得。
 2MP使用って敵がイカサマしてるという確信がないと取れない作戦だと思うんだけど違うんだろうか。下手すると死ぬし。それとも相手の性格だけで2MPで勝てると判断したんだろうか。どんななんだろ。

ヘタコイ
 地味ながら着々と進んでいる話。
 こまじいは善意のゆえに友達に優しくしているけれど、優しくされてるなぎさはもういつこまじいに流れても不思議じゃない状態。なぎさがこまじいに行くとき、こまじいの優しさがきっと流香を傷つけて。そしてそんな流香をこまじいから離れさせうる存在、つっちーの感情も表明されている。
 ありきたりな予想だけど。
 鬱な展開になるんだろうなあ。
 こまじいの優しさが良い方向に転がればいいんだけど。早めに。

ノノノノ
 成功して当然だと思われることのプレッシャー。
 日本国民全員からメダルの期待をかけられて、チームメイトの前でもみんなを元気づける役割を果たしているゆえに誰にも不安を打ち明けられず。そしてたった数秒間の出来事による人生の暗転。しかもそれが家族にまで及んで。
 スポーツ選手ってつらいなあ。
 そんな逆境をはねかえしてジャンプに挑んでいるノノは強いけれど、この後どうなってしまうのか。
 過去の話も読みたいけど現在の話も読みたい。

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週刊少年ジャンプ3号感想

ぼっけさん
 『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』の西義之新連載。
 長期連載経験者ということもあり、話運びはスムーズで情報を小出しにしながら最後に盛り上げる手腕はさすが。メインキャラ2人もいい。主人公は極端なキャラだけどそれに無理がなく、感情移入もできて。ヒロインも、学校で主人公を唯一理解する存在としての立場を 存分に用いたキャラで魅力的。あの警察官も気になる。
 方向性はムヒョと同じで異形とのバトル系なんだろうか。ムヒョのバトルって殴りあうとか能力合戦とかじゃなかったけどこれも同じだろうか。
 地味すぎるのが不安材料かなあ? ぼっけって何なのかもっと明確になることを期待。


NARUTO
 木ノ葉丸も螺旋丸使えてしまった、、、!!
 自来也はもっとわかりやすい暗号をかけたんじゃないかと。
 これで話にナルトが直接絡んでくるわけか。戦いの中で修行完成とか? 盛り上がってほしい。


トリコ
 人気だなあ。リーガルマンモス編もう終わったかと思ったらこれからか! でもリーガルマンモスのデカさを強調するには効果的な前話ヒキからの流れだったと思う。リーガルマンモスでかっ!
 トリコ側のコミカルさは余裕のあらわれと見ていいのかな。


BLEACH
 おじいさんカッコいいです。
 演出うまいなー。


バクマン。
 ここで新妻エイジと出会うのかー。
 面白いんだから新連載は『CROW』でいいんじゃないかっていうのは、まあ編集部理想の姿なのかな。でも面白さ絶対主義を掲げた編集長が、その方針をここでも貫いたことに好感。そして『CROW』が編集部内で別に満場一致でないこともリアリティあって好き。
 そして新妻エイジはますますいいキャラだなー。天才にして天然。マンガは描きたいから描いてるだけで、面白いもの描いている人を認めることなんて全然厭わない。腹黒いのは主人公サイドばかりだなあ。そこも面白いけど。


PSYREN
 掲載順上がってる! 現代に帰ってきてからのアンケートかな。
 エルモア・ウッドの子供達が登場してると面白い。なんだかんだでマリーラブなフレデリカすばらしい。


アイシールド21
 何で掲載位置こんなに後ろなんだろ?
 ロシア戦はコンパクトにまとまってくれそうで良かった。
 しかしまあひとりでアメリカに勝てると思ってる阿含ってすごい。


魔人探偵脳噛ネウロ
 葛西は人としての限界超えた行動見せてるんじゃないかとも言えるけど、5本指の中で葛西の哲学は独特で、きれいな終わり方だった。ネウロが扱ってきた「人間」というテーマに繋げていく意味でも葛西を最後にしたのかな。
 シックスの見る人間の未来とネウロの見る人間の未来。傑出した個人とそれぞれの力は及ばなくとも団結した集団。
 どういう風にこれから話をもっていくんだろうか。楽しみ。
 アヤは本物だったってことでいいんだよね?


ピューと吹く!ジャガー
 しゃっくは何も悪くないのに! でもしゃっくが空気読めない子みたいな、、、。
 ああでもこういうシチュエーションってあるかも。


その他
 ワンピースなくて残念。

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ブログ開設。

 ブログ開設しました。
 マンガや小説の感想を主体に、時には映画や音楽の感想などを書いていきたいと思います。
 感想主体のつもりですけどそうじゃない記事も書くと思います。
 楽しくやっていければと思います。
 よろしくお願いします。

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